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社史や創業物語を漫画にしませんか?!

創業○○年記念の社史や、創業者の理念を後世に伝えるための創業物語。思い切って漫画にしてしまうのが流行り始めています!

これまでの社史は労力の割に読んでもらえなかった

これは薄々、皆が気がついていることだとは思いますが、他社から貰った社史を最後まで読んだ経験のある人はどれだけいらっしゃるでしょうか。

社内のプロジェクトとして、1年2年かけて引退した先輩社員らへインタビュー、原稿作成、装丁、印刷、製本・・・、相当な労力とお金をかけて制作した社史が誰にも読まれずに終わってしまうのは勿体ありません。

折角の社史を読んでもらう秘策

内容や、会社への想いの強さとは関係なく、現代人にとって(一冊分もの)活字、小説を読む時間がなくなってきているのは事実です。すき間時間は常に、スマホで最新のSNS情報、メールチェク、ゲームなど、可処分時間の奪い合いがされています。


可処分時間の奪い合いのキーワードは、「ドーパミン」です。


スマホの中で勝ち残っているコンテンツは、脳内のドーパミンをどれだけ放出させるかに注力され設計されています。となれば、答えは一つで、


エンターテイメントにする

ということです。精読率を高めるには、これしかありません。ゆったりと史実をひも解くような内容ではスマホに負けてしまうのです。

ノンフィクションにこだわる必要ない

馬鹿なことを言うな、と思われるかもしれませんが、例え社史であろうと創業物語であろうとノンフィクションにこだわる必要はありません。表紙の裏に、


この社史は事実に基づいたフィクションです
とクレジットを入れておけばいいのです。そこからが本当の勝負です。

大枠、事実に基づいたストーリーであれば、多少(過度に?)脚色があろうと、菅原文太のような切れ味鋭い啖呵が切られようと、全く気にする必要はありません。最終的に読後、

(創業社長は、こんな困難を乗り越えてきたんだなぁ!)

(初めはそんな事業も行っていたとは知らなかった!)

(三代目のこれからが楽しみな会社だなぁ!)

などと感じてもらえれば成功であると振り切ってしまいましょう。エンターテイメント小説にするのも面白いと思いますが、やはり漫画で表現できるとより手に取ってもらいやすいように思います。

30分、自社の歴史に時間を割いてもらう!

ビジネスの世界で脂ののった40代前後の世代は、週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジン、ど真ん中の世代です。さらにその上の団塊世代にしてもモーニングやスピリッツといった青年誌などを通じて、大人でも楽しめる漫画に親しんできました。

ここからはマーケティングの話になりますが、そんなターゲットとなる世代に受け入れられる既刊の人気漫画から、さらに自社の伝えたいイメージに近い作者、もしくは画風を定めて漫画化することが肝要です。

『ジョジョの奇妙な冒険』になぞらえた社史、『ドラゴンボール』風な社史、『課長島耕作』の世界観に自分も登場してみる。そんな遊び心を持った社史で、忙しいステークホルダーの可処分時間の30分を自社の歴史に振り向けましょう!

この記事を書いた人

高澤 邦彦
株式会社ジガー 代表取締役。漫画制作プロデューサーとして、企業や団体の漫画を使ったマーケティング活動の支援を行っている。