商品カタログ、サイト情報、広報/IRを漫画や動画にしましょう!

人気漫画キャラクターを広告に活用する

ターゲットとなるペルソナ(お客様像)に合った漫画キャラクターを、広告/プロモーションに使ってみませんか。作者、出版社との契約の橋渡し、キャラクターの活用方法などアドバイスします。

広告やプロモーションに、漫画のキャラクターを使用するのは、テレビや音楽業界などで活躍するタレントを使うのに似ています。タレントさんのもつイメージを活かしながら、商品の魅力を伝えていきます。コアなファンがいれば、それはもうダイレクトに購買を喚起することができます(オタクファンの心理は、推しのタレントのために売上に貢献することそのものに生き甲斐を感じてしまうのです)。たとえ薄いファンであったとしても全く知らない人に比べればメッセージを受け取りやすいことでしょう。

漫画のキャラクターにも似たような強みがあります。いつも好きで読んでいる主人公のキャラクターが、吹き出しや、アニメーションの語りで商品を勧めてくるのは魅力的です。

ただ、タレントとは異なる点もいくつかあります。漫画(アニメーションも含めて)の場合は、ロケや撮影といった必要がありません。代わりに作画やアニメ動画の制作になります。都会の真ん中であっても、宇宙を舞台にしても、深海の底を舞台にしたって製作費には大きく影響しません。イメージ次第で、どんなことだって出来るのです。

特にコロナ禍においてリアルでの撮影は関係者が多く敬遠されがちです。その点、アニメーションはソーシャル・ディスタンスが取りやすく重宝されました。(AUやマックのCMなど、大手の広告もアニメになっていました)

また、

「漫画キャラクターはスキャンダルを起こさない」

という格言もあります。人気タレントには、文春砲で一発退場させられてしまうリスクが付きまとうのです。

漫画キャラクターをどんなふうに活用するか

制作のコスト面にも関わる点として、漫画の場合は、過去に膨大な原稿がありますので、その原稿の吹き出し部分のセリフを入れ替えるだけで目新しいポスターが出来ます。アニメーションのセリフを新しく撮りなおすのも同じです。

膨大な漫画原稿のストックから、1コマを取り出し、セリフを変えて成功した例が日経新聞の駅ナカ広告ではないでしょうか。また、ハイジの動画のセリフを撮りなおしたCMが、個別教室のトライです。

他にもTwitterキャンペーンをはじめとするSNS広告、マストバイキャンペーンなどの店頭広告、商品パッケージ、ノベルティーなど、活用先は広いです。

もちろん、ストックになった漫画原稿だけが全てではありません。新たに書き下ろしすることもありますし、場合によってはキャラクターと世界観を拝借して、また別の漫画家に描いてもらう、ということもあります。日清食品のカップヌードルのCMでは、「ワンピース」や「サザエさん」などを原案に、「ツルモク独身寮」などで有名な漫画家でイラストレーター の窪之内英策が作画を担当しました。

トーン&マナーは窪之内さんのタッチでいきたいけれど、ストーリーやバズりの要素として「ワンピース」を仕込みたいという欲張りな広告でした。

漫画キャラクターと予算感

関係性や、企画の大きさ(キャラクターの使用先)にもよりますが、「ワンピース」「ドラゴンボール」「課長島耕作」など、大きな人気漫画のコラボ企画には全体予算で数千万円の費用をかけているのがほとんどでしょう。

漫画に関わる細かな部分では、販売や、ノベルティーでの使用の場合には、契約料の他に10%前後の使用料が加わることが多いようです。

ただし、漫画家さんの意向が大きく関わることもありますので、限られた予算だと諦めることなくチャレンジして聞いてみることをおすすめします。元々、値段のない世界での話なので

「この予算で、こういうことをしたいと考えている。この商品は、こういう人たちの役に立つもので、先生の漫画のキャラクターととても親和性も高いので是非お願いしたい」

と誠意を持って相談することは不可能ではありません。万が一、当該のキャラクター使用が難しかったとしても、「それであれば、オリジナルのキャラクターを作るので、それでいかがでしょう?」など、思いがけない代替案が出てくることもあります。著名な漫画家による有名漫画と同じタッチであれば別のキャラクターでも充分、広告効果を期待できます。(この辺りの調整を株式会社ジガーでもお受けしますので、右メニューのお問合せからご相談ください)

漫画キャラクターの使用契約

人気漫画のキャラクターを広告に使用する際には、事前にキャラクターの利用許諾に関する契約書を交わします。

利用期間、利用範囲(ポスターはどこに掲示し何枚くらい刷るのか。ホームページのどの部分で使うのか。ノベルティーは幾らのものをいくつ作るのか)などを事前に取り決めておきます。その上で、漫画家の先生や、制作に関わるスタッフの作業量を勘案して、原稿制作料や納期を定めます。

これから実施を考えていらっしゃる方でしたら、契約書の締結時にSNSの公式アカウントや、ブログ、ネット広告など、最大限使用するシーンを想定して契約書を交わすことが肝要です。

株式会社ジガーでは過去にも人気漫画とのコラボ企画を多く手がけておりますので、ご不明な点などございましたら右メニュー「お問合せ」よりご相談ください。

この記事を書いた人

高澤 邦彦
株式会社ジガー 代表取締役。漫画制作プロデューサーとして、企業や団体の漫画を使ったマーケティング活動の支援を行っている。